【2020年最新版】通訳案内士試験の免除制度をまとめました

追記:2020年1月7日

通訳案内士試験合格には事前の研究が欠かせません

通訳案内士試験に限らず、資格試験を受験する方なら誰でも、効率的にあまり時間をかけずに合格したいものですよね。

 

それでは、通訳案内士試験に効率的に合格する為に、知っておくべき情報は何でしょうか?通訳案内士法の改正や各科目の傾向など考えることは多いと思いますが、この記事では、効率的な通訳案内士試験合格の為には欠かせない「免除制度」について解説します。

 

せっかく免除を適用できる資格を持っていたのに、使わないなんてもったいない!必ず、全ての科目の免除対象になる資格を本記事で確認しておきましょう。

お読み頂く前に

本記事は2020年度の全国通訳案内士試験に適用できる免除制度を2020年1月時点で取りまとめたものです。以下の内容は2019年度の試験内容を基に作成しています。

例年、全国通訳案内士試験は4月ごろに「全国通訳案内士試験ガイドライン」というものが発表され、その年度の最新の免除制度が公開されます。現時点での免除内容を取りまとめていますが、2020年のガイドラインが発表され次第、変更点があればこちらのページでも反映させていきますので、よろしくお願い致します!

英語科目の免除は「英検」と「TOEIC」

  • 実用英語技能検定(英検)1級
  • TOEIC Listening & Reading Test 900点以上
  • TOEIC Speaking Test 160点以上
  • TOEIC Writing Test 170点以上

通訳案内士試験の1次試験の英語科目が免除になる場合は、2019年現在、上記の4通りになります。これら全ての条件を満たすのではなく、4つのうち、いずれかをクリアすればOK。2017年まではTOEIC L&Rは840点以上で免除になっていましたが、2018年の通訳案内士法改正と共に900点まで引き上げられました。

 

意外にもTrue Japan Schoolの受講生の中では、TOEIC L&RよりSpeaking Testで免除を取得されている方が多いです。海外在住の経験がある方は比較的簡単に高得点を狙えるので、こちらも視野に入れても良いかもしれません。

実用英語技能検定(英検)

受験料

9,500円(1級)

開催時期

年3回(6月・10月・1月頃)

試験形式

1次試験…筆記試験

2次試験…口述試験

主催団体

公益財団法人 日本英語検定協会

TOEIC L&R Test

受験料

5,830円

開催時期

年間約10回

試験形式

筆記試験(マークシート)

主催団体

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

※S&Wもこちらの団体が運営しています。


歴史科目の免除は「歴史能力検定」と「センター試験」

  • 歴史能力検定 日本史 1級または2級
  • センター試験 日本史B 60点以上

2018年以降、難関科目として名を馳せてきた歴史科目はできる限り、免除を狙いたいところ。センター試験が現行の制度が廃止になるかどうかが叫ばれている中、現実的なのは「歴史能力検定」の日本史になります。日本史の2級はどのような問題が出題されるか?一般に公開されている例題は以下のような問題です。

治承・寿永の乱の最中、平氏によって焼打ちされた東大寺とその大仏の復興の中心となったのは( ア )という僧侶であり、各地をまわって人々から寄付を集めて、東大寺再建にあたった。後白河法皇と源頼朝が協力し、復興事業には(a)多くの御家人が動員された。

問題を全部見る

レベルとしては、2017年以前の易しかった通訳案内士試験の歴史問題ほどのレベルでしょうか。一概には言えませんが、昨今の試験傾向が非常に読みづらい通訳案内士試験の歴史科目を突破するよりは手間がかからないかと思われます。年に1回の試験となるので、是非一度受けてみてください。

歴史能力検定

受験料

7,800円(1級) 6,800円(2級)

開催時期

年1回(11月下旬)

試験形式

筆記試験(1級・2級共に記述問題あり!)

主催団体

公益財団法人 社会教育協会/日本出版株式会社


地理科目の免除は「旅行業務取扱管理者試験」

  • 国内旅行業務取扱管理者資格または総合旅行業務取扱管理者資格

近年は難易度に関して落ち着きを見せている通訳案内士試験の地理科目ではありますが、いつまた難化するかわからないのが怖いところ。対して、地理科目の免除試験である「旅行業務取扱管理者試験」は例年、出題傾向と難易度があまり変わらず、比較的易しい試験となっているので、狙いどころです。「国内」と「総合」の2種類の試験がありますが、国内の方が易しいので、通訳案内士試験の免除を目指すなら、間違いなくこちらを受けましょう。

 

旅行業務取扱管理者試験については、別途記事で過去問の傾向や合格率をまとめていますのでご覧ください。

国内旅行業務取扱管理者試験

受験料

5,800円

開催時期

年1回(9月上旬)

試験形式

筆記試験(マークシート)

主催団体

一般社団法人 全国旅行業協会(ANTA)


一般常識科目と通訳案内の実務科目の免除は?

  • センター試験 現代社会 80点以上

一般常識科目はセンター試験の「現代社会」だが…

一般常識科目の免除試験はセンター試験の現代社会となります。現代社会で80点以上を取得することができると、一般常識科目は免除となりますが…先ほどの歴史科目でも説明した通り、現在、センター試験の存続について熱い議論が交わされている中ですので、通訳案内士試験の実施機関がセンター試験を免除の対象外としたり、センター試験自体が制度変更される可能性は十二分にあります。

 

そういったリスクを持ち合わせながら、2021年の1月以降のセンター試験を視野に入れて対策を始めるか、素直に通訳案内士試験の一般常識科目合格を狙うかの判断が鍵を握るかと思います。幸い、昨今の一般常識科目は傾向が比較的安定してきていますので、2020年以降は、通訳案内士試験の一般常識突破を狙うのが王道と言えるでしょう。

通訳案内の実務科目は現在免除なし

2018年以降に追加された「通訳案内の実務」科目は現在のところ、免除科目はありません。2017年以前に1言語目を合格された方が「観光庁研修」を修了し、2言語目以降を受験する際には免除となる制度がありますが、こちらについては対象となる方が非常に限られていますので、素直に通訳案内の実務科目を受験するケースが多いでしょう。

 

幸い、通訳案内の実務科目は1次の筆記試験5科目のうち、最も対策が立てやすい科目になりますので、是非とも正攻法で突破を狙ってみてください。

前年度合格の科目は免除になる!

最後は、前年度に通訳案内士試験を受験した方が対象になる免除制度になります。

 

通訳案内士試験の1次試験は全部で5科目ありますが、1次試験の合否発表時には、それぞれの科目毎に合否判定が書面にて通知されます。合格となった科目は翌年のみ免除となります。

通訳案内士試験の免除制度

例えば、上記のAさんのケース。Aさんは1900年に外国語と日本地理、そして通訳案内の実務の3科目が合格基準点に達して部分合格となりましたが、1次試験突破はできませんでした。

 

この場合、翌年の1901年は日本歴史と一般常識の2科目を受験して合格することで2次試験に進むことができます。Aさんのはこの1901年に一般常識をまた落としてしまいました。この場合翌年の1902年はどうなるでしょうか?

 

この場合は前々年度に合格した外国語と日本地理、そして通訳案内の実務の3科目が戻ってくるので4科目をまた受験することになります。免除は翌年のみしか効かないので、このようなモグラ叩きのループにはまらないように前年度免除を有効に活用していきましょう!

以上、各科目の免除制度と部分合格の免除制度について解説致しました。自分が苦手とする科目で対策に時間がかかりそうな科目は積極的に免除制度を活用して、本試験の対策に注力できる環境を整えていきましょう!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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