通訳案内士試験|1次試験の内容と講座一覧

ご覧いただいているサイトは古い内容となります。

今後の更新は、新サイトを中心に行いますので、登録の変更をよろしくお願いいたします。

新サイトはコチラ→https://www.truejapan-school.jp/

2019年度全国通訳案内士試験の受験票
2019年度全国通訳案内士試験の受験票サンプル

2020年の1次試験

1次試験は毎年8月の第3週の日曜日に行われます。今年は、8月16日(日)に実施されます。

試験形式

1次試験は筆記試験(ペーパーテスト)です。後述しますが、受験言語が英語の場合は、受験するすべての科目で「マークシート形式」になります。中国語・韓国語では「記述式とマークシート形式の併用」、その他の言語では「記述式」になります。

受験科目と配分

通訳案内士試験の1次試験は、全部で5科目です。「外国語科目」「通訳案内の実務科目」「一般常識科目」「日本歴史科目」「日本地理科目」の5つに分かれます。2017年までは、「通訳案内の実務科目」を除く4科目のみでしたが、2018年の通訳案内士法改正に伴い、新たに「通訳案内の実務科目」が追加されました。

 

5科目のうち、日本歴史と日本地理、外国語は100点満点、一般常識と通訳案内の実務は50点満点となります。これら2つは問題数も他の3つに比べて少なくなります。1問あたりの配点比率が高まることから点数に大きなばらつきが出るので注意が必要ですね。

  試験攻略のコツ図では、外国語科目以外の4科目を少し重ねています。問われる知識が複数の科目にまたがっている場合があるからです。例えば、2019年の一般常識科目では、本来地理科目で問われるべき「世界遺産」の問題や、通訳案内の実務科目で問われるべき「旅行業法」の知識を問う問題が出題されたりしています。

各科目の出題数の目安・試験時間

上記の5科目の試験時間と出題数は以下の通りです。各科目をクリックすると実際の出題例が見られます。

  当日の時間割 出題数(約)
外国語(英語) 10:00~12:00(120分) 30問
日本地理 13:30~14:10(40分) 40問
日本歴史 14:40~15:20(40分) 40問
一般常識 15:50~16:10(20分) 20問
通訳案内の実務 16:40~17:00(20分) 20問

点数の配分・合格率

各科目で合格基準点以上を取得する

大事な1次試験突破の方法ですが、上記の5科目でそれぞれ合格基準点以上を取得する必要があります。5科目の合計点で判断される形式ではありませんので、例えば、「英語と歴史が得意!でも地理は苦手…」という方は要注意です!これから対策を始められる方は勉強の配分が特定の科目に偏らないように注意する必要があります。各科目の合格基準点は以下の通りです。

外国語 70点(全体の7割)
日本地理 70点(全体の7割)
日本歴史 70点(全体の7割)
一般常識 30点(全体の6割)
通訳案内の実務 30点(全体の6割)
  試験攻略のコツこのように各科目で合格基準点が設定されている通訳案内士試験ですが、2018年までは悪問も多く受験生全体の平均点が著しく低かったこともあり、実際には合格点が大幅に引き下げられているケースが横行していたようです。実際にTrue Japan Schoolの受講生でも歴史の自己採点が40点台だった方や、一般常識が50点台(当時は100点満点)だった方が合格していました。
2018年以降は調整が行われなくなったようで、合格基準点以下の方々は軒並み足切りとなっているので、注意が必要です。

直近10年の合格率は?

2003年以降の合格率
2005年から2018年までの1次試験の平均合格率は25%です。(全言語)

2019年12月時点では、まだ2019年の合格率は公表されていませんが、グラフのように2014年以降の難化傾向から考えると2020年以降の合格率は20%前半になるかと予想されます。

実に受験者の4人から5人のうち、1人しか1次試験を突破できないという厳しい結果となっています。


1次試験の免除制度

このように突破することはなかなか難しい通訳案内士試験の1次試験ですが、様々な免除制度があります。1科目でも免除できれば、他の科目対策に充てられる時間が大幅に増えますので、有効に活用していきたいですね。

部分合格した場合はどうなる?

通訳案内士試験の1次試験は部分的に合格すると翌年のみその合格した科目が免除となるという制度があります。(True Japan Schoolでは「翌年免除」と呼んでいます。)

たとえば、5科目のうち、日本歴史科目だけが不合格となってしまった…という場合はどうでしょうか。この場合は、次の年度に歴史のみの受験となり、これに合格すれば晴れて2次試験に進むことができます。

その他の免除制度

その他に免除できる方法については、こちらで詳しくまとめていますので、よければご覧ください。


科目別講座のご紹介

オンライン講座大好評配信中!

1次英語対策講座Basic

通訳案内士試験の1次試験の英語ってどうやって勉強始めたらいいの?とお悩みの方にはまずこの講座。1次試験合格の為に必要な勉強法と各問題を解くのに必須となる、日本文化の知識と英単語からコンパクトに学べます。

歴史対策講座Basic

大学受験以降、しばらく歴史を学んでいない方や、本格的に日本史を学んだことがない方から大好評の講座。原始から古代まで、流れに沿った分かりやすい指導で歴史科目合格の為の基礎を一緒に作りましょう。

地理対策講座Basic

「全国を旅行しているように楽しく地理対策ができる」と例年人気を博して止まない講座。全国をくまなく旅した講師が自身の経験について楽しく話しながら、豊富な写真と一緒に各エリアの観光地を学びます。


6月開始の講座

一般常識対策講座

True Japan Schoolの一般常識対策講座を受講されることで、試験範囲がより明確になり、無駄な勉強範囲を学習することなく、効率的な対策が可能です。試験を熟知した観光情勢にも詳しい現役ガイドが講師を務めます。

通訳案内

通訳案内の実務対策講座

通訳案内の実務は1次科目の中でも最も時間を節約できる科目です。何故なら試験範囲が明確に公表されているから。当講座ではその試験範囲の中でも特に重要な部分をオリジナル問題と一緒に学んでいきます。