> 通訳案内士試験とは

【徹底解説】全国通訳案内士試験をわかりやすく
合格率・改正のポイントは?

2018. 10. 10 追記

ガイド業務の例

全国通訳案内士は、弁護士や公認会計士と並ぶ優れた国家資格の一つです。近年、その知名度は徐々に高まりつつありますが、この資格を取り扱う出版社や予備校はまだまだ数少なく、情報も断片的なものが多いような状況です。

 

本ページでは、これから全国通訳案内士試験に挑む方の為に、必要と思われる情報を全て詰め込みました。「これからガイドになって外国の人達を案内する!」「日本文化を世界に向けて発信する!」と全国通訳案内士資格の取得に意気込む方は是非最後までお読みくださいね。


「通訳案内士」とは?

まず、最近この資格を見つけたよ!という方の為に「通訳案内士」という職業についてご説明をします。通訳案内士とは、簡潔に言うと、「訪日外国人のツアーガイド」です。日本に来た外国人のお客さんを連れて、英語で観光案内や通訳業務(これらをまとめて「通訳案内」と呼びます)を務めます。一般的には「通訳ガイド」などとも呼ばれていますが、正式な名称は「全国通訳案内士」です。

 

ちなみに「全国通訳案内士」という名称は「全国通訳案内士試験」という年に一度の国家試験に合格した方だけが名乗れる名称です。2018年4月現在、全国通訳案内士の登録者数は24,298名に達しています。ただ、試験に合格していても、都道府県に登録をしていない方の数は上記の数字には反映されないので、この数字よりも実際の試験合格者数はずっと多くなります。2017年度の試験では、全言語で1,649人が合格しました。

ポイント! 全国通訳案内士の登録者数は24,298名(これまでの試験合格者数≠現在の登録者数ではないので注意)
 2017年度の全国通訳案内士試験では、全言語で1,649人が合格

全国通訳案内士試験はどんな試験?

ということで「全国通訳案内士」になる為には、全国通訳案内士試験(以下、単に通訳案内士試験)を受験する必要があります。この試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能で、1次試験と2次試験の2段階があります。1次試験はペーパーテスト、2次試験は面接試験になります。例年、1次試験は8月、2次試験が12月にあります。

参考:2018年スケジュール

内 容 日 程
願書受付期間  書面申請 5月25日(金)~6月25日(月) 消印有効
電子申請 5月25日(月)午前10時~6月25日(月)午後6時
1次試験 8月19日()
1次試験の発表 11月8日(木)(予定)
2次試験 12月9日()
2次試験の発表 2月8日(金)(予定)

※2次試験の最終合否通知が郵送されるのは、上記の2月8日以降が予定されているようですが、1月下旬にJNTO(試験実施機関)のウェブサイトで受験番号が先んじて公開されるようです。

合格者数と合格率の推移

合格の桜

通訳案内士試験に限らず、試験に臨むにあたって一番気になるのは、なんと言っても合格率。

 

2005年からの13年間の合格率の平均は17.4%(全言語)となっています。2016年は21.3%と上向きだったのに対し、2017年は15.6%と再び難化の兆しを見せました。今年度より、新科目の「通訳案内の実務」が追加されたことも踏まえると、合格率が再び20%を超えることは可能性としては低いのかもしれません。


ポイント! 2005年からの13年間の平均合格率は17.4%(全言語)
 2016年度の合格率は21.3%と上がったかと思いきや2017年度には15.6%と再び難化

「通訳案内士試験ガイドライン」は必ず見るべし!

ガイドラインのチェック

「ガイドライン」という言葉は、初めて通訳案内士試験にチャレンジされる方からすると馴染みが薄いかもしれませんね。

 

ガイドラインは毎年度、試験の実施機関である、JNTO(日本政府観光局)が発表しているもので、その年度の試験科目、出題傾向、合格基準点や試験の一部免除の条件などが、事細かに記載されています。


それではなぜ、これを必ず読まなければいけないのでしょうか?この通訳案内士試験という試験は、皆さんが予想する以上に、1年ごとに出題範囲やら、傾向やら、合格基準点やらが変わります。受験する年の変更点を知らないまま対策を行うと、無駄な時間を送ることに…。絶えず、しかももとの水にもあらざる川の流れを見極めるために、その年のガイドラインは必ずチェックしておきましょうね。(笑)

1次試験は何科目を受験すれば良いの?

1次試験では以下の5科目で合格基準点以上を取得する必要があります。2018年現在、「外国語」「日本地理」「日本歴史」では70点、「一般常識」「通訳案内の実務」はそれぞれ50点配分の各科目で30点以上を取得する必要があります。特に「通訳案内の実務」は平成30年度の試験から初めて追加された科目であり、対策を練ることは必須と言えます。

1次試験の受験必須科目と合格点

科目 満点 合格基準点(2018年)
・外国語(英語など) 100

70点

・日本地理

100

70点 

・日本歴史

100 70点 

・産業、経済、政治及び文化に関する一般常識

50 30点 
・通訳案内の実務NEW! 50 30点 

【重要】合格基準点は下がったりすることがある!

合格基準点が定められている1次試験ですが、この合格基準点はなんと、下がったりすることもあります。「実際の平均点と著しく乖離した科目については、点数調整されることもある」という旨の一文が、毎年ガイドラインに明記されているほどです。

 

調整された後の合格基準点は、試験実施機関から公表されることはありませんが、ある程度推測することが可能です。以下のリンクは、2018年度の1次試験について、True Japan Schoolが講座受講生の方・一般の方に独自に調査をして、公表した合格基準点です。参考にご覧ください。


2次試験も2018年度に大きく変化!

今年度、通訳案内士試験制度の見直しを受けて、2次試験も大きく変わりました。最も注目の変更点は、新たな質疑応答の追加。例えば、「駅のホームでの日本語案内の通訳」→「ガイド中に電車が大幅に遅延した場合、あなたならどのような対応をとるか」などが考えられますね。

 

プレゼンテーション問題は例年通りであれば、提示された3枚のカードからトピックを30秒以内に1つ選び2分でプレゼンテーションする流れのままでしょう。

 

また、これまでは2次試験の合格基準は6割に設定されていましたが、今年度からは7割になるようです。


2次試験の問題構成

  •  通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳
  •  全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑
  •  プレゼンテーション問題

最後に

いかがだったでしょうか?この全国通訳案内士試験、生きた情報が常に戦局を左右します。最新の情報をキャッチアップしていくことは、今後必要不可欠だと言えますね。True Japan Schoolでは、情報発信の為のメールニュースや、受験に関するご相談のお問合せも受け付けております。(勿論、どちらも無料です。)True Japan Schoolスタッフ一同、皆さんの合格を全力でサポート致します!

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