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試験官が飽きる通訳案内士試験のNGプレゼン例と攻略法!

先日、配信したプレゼンテーマの分析に関する記事が予想以上に皆様にご覧頂いていたので、プレゼン問題の攻略法を新たに記事にしました!

 

今回は、実際にプレゼンを練習していく上での注意点。今回のポイントを意識しながら、この3カ月間、練習を積んでいくか否かで12月のあなたのプレゼンはきっと見違えますよ!今回、初めて2次試験に進む方も、去年2次試験で悔しい思いをした方も必見です!


知識を詰め込んだままでは合格はできない!

まず、大前提として皆さんにお伝えしたいのは、インプットとアウトプットをこの時期から並行して行っていかなければ、本番に間に合わないということです。正直なところ、広範な日本文化に関する知識を残り3カ月で網羅することは事実上、不可能に近いですよね。

今から、コンテンツを入れつつも(自分の勉強したトピック以外のものが出題されたときにも備えて)即座に魅力的なプレゼンを展開するテクニックを身に着けておくことを理解しておく必要があります。

NGプレゼン御三家はこれだ!

残り3カ月という限られた期間で、アウトプットを怠る、もしくは間違ったプレゼン方法を身に付けてしまうとどんなプレゼンになるか?現場でも数えきれないお客様をもてなしてきたTrue Japan Schoolの現役ガイド講師陣が選出したNGプレゼン御三家をご紹介しましょう!あなたは当てはまっていませんか…?

お客様目線ゼロプレゼン

「神道」という概念の広いトピックがあったとします。あなたが外国人で、日本を訪れているとしたら、次のうち、どちらの話を聞きたいですか?

  1. 鳥居が赤色である謎を解明
  2. 八百万の神々の名前を羅列

おそらく数宇神社を周って、ほとんどが赤い鳥居だとしたら、前者のほうが殊更気になりますよね。こうしたお客様の疑問や関心を考えずにプレゼンを展開すると、試験官は溜息連発間違いなしです…。

知識垂れ流し型プレゼン

1つ目のNG例と似ていますが、こちらのパターンは、日本文化に関する知識をインプットした人こそよく陥るNGかもしれません。

教科書や模範解答を丸暗記してそれを徒然なるままに説明するパターンです。勿論、試験官は同じトピックを選んだ他の受験生のプレゼンも聞いているわけですから、似たり寄ったりのプレゼンを聞かされていることに飽き飽きしています。

「習ったことは全て言ったのに!」と真面目な受験生が陥りやすいパターンかも…

「暗い…」プレゼン

江戸時代に起きた「明暦の大火」についてプレゼンしようとするときに…。

「死者数は10万人に登り…」とか「焼野原となった江戸の町を復興させるのに総額~円もかかり…」など暗い話に終始するのはNGです。

たとえトピックがネガティブでも、「両国橋のように、大火の反省を生かした防災の工夫が江戸の町に広く普及した」など、言い方ひとつで聞いていて明るいプレゼンになりますよ


絶対役に立つコツを1つだけ伝授!

それでは、結局どんなプレゼンをすればいいんだ!という話になりますが、ほんのちょっぴりコツをお伝えしますね!まだまだプレゼンを磨き上げるエッセンスは山ほどありますが、ここでは今すぐ簡単に取り入れられるテクニックをご紹介します。

 POINT

  •  自分の経験・身近なことで構わないのでプレゼンに組み込む

なんだそんなことか、と思う方もいるかもしれません。でもこのテクニックは全国通訳案内士の口述試験において、最高のアタックかつ最高のディフェンスを果たすのです!

アタック面 ディフェンス面
・教科書の字面ではない、リアルな体験なので、試験官にプレゼン内容を鮮明にイメージしてもらえる

・自分の体験を話すので、プレゼン自体がしやすい

・他の受験生と内容が被らないので、ありふれた内容を何度も聞かされた試験官へのアピール力がダントツに高い

・プレゼン後の質疑応答を自分の得意な方にもっていくことができる

あるTJSスタッフの事例

私、TJSスタッフ長谷川が受験したときに、「交番」「奥入瀬渓流」「インスタ映え」の3枚を引いたことは前回の記事でもお伝えしました。緊張と混乱でどうにかなりそうでしたが、私自身このテクニックを使ったことで、合格をもぎ取ることができました。私が当時選んだのは「インスタ映え」です。では、どのようなプレゼンだったかと言うと…

 

  1. 「インスタ映え」とは、SNSの1つであるInstagramにみんなが「いいね」をしてくれるような綺麗な写真を撮ること、それを投稿すること
  2. 「誕生日」や「旅行」などの写真はインスタ映えしやすいかも
  3. 自分も先日、富士山に登頂した時に山頂の写真をInstagramに投稿したらたくさん「いいね」をもらえた ←ココ!
  4. その写真はまさに「インスタ映え」していたと思う

こんな感じでした。緊張してはいましたが、富士山の話になったときに、外国人の試験官の方の表情がほころんだのを覚えています。さらに驚いたのは、最後の質疑応答で、

  • 富士山の周りにテーマパークがあると聞いたが、どんなところか
  • 富士山のふもとにはとても美しい水が流れているところがあるらしいが知っているか
  • 富士山の近くで体を休めるならどこが良いか

と、富士山周辺の観光地に関する質問ばかりで、インスタ映えに関する質問は皆無だったところです。私は静岡県出身なので、その手の質問ならどんとこい!といった感じでした。

 

合格された方の話を聞くと、外国人の試験官の方は、プレゼンの中で興味を持ったことについて質疑応答で尋ねる方が比較的多いようですね。となると、やはり自分の得意なトピックで勝負するのが、一番の手だと思います。

 

これがもしも、プレゼンの中で「日本人のSNSに対する考え方」などを話していたら、質疑応答で英検のようなお堅い質問が次々と飛んできて、私の合格は遠ざかっていたに違いありません。

 

皆さんもぜひこのテクニック、実践してみてください!自分の経験を可能な限りリストアップしていつでも使えるようにしておくと敵なしですよ!

次回は通訳問題のテクニックについて考察します!次回もぜひご覧くださいね。


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