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Facebook Question180713

通訳案内の実務問題

Q. 著作権に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。次の1~4から一つ選びなさい。

 

  1. 異文化間の相互理解に寄与する全国通訳案内士の活動においては、例外なく著作物の自由な利用が認められている。
  2. 口頭による合意であっても契約は有効に成立するため、著作物の利用許諾確認も口頭による合意があれば十分である。
  3. 作物には保護期間があるが、保護期間が過ぎれば著作権が消滅するため、この場合は無許可で利用可能である。
  4. 著作権者から許諾を得ずに著作物を利用した場合、著作権法違反となる。この場合、刑事上の処罰は受けないが、民事上の措置として、著作権者から侵害の差止、損害賠償、名誉の回復措置等を請求され、事態の解決に向けて話し合いを進めることになる。

答え: 

  1. 誤り。著作物を自由に使えるケースは著作権法に定められているが、私的使用のための複製や営利を目的としない上演・演奏等に限られている。
  2. 誤り。著作物の利用許諾を得る際には、利用方法等についてできる限り詳しく説明し、利用の範囲や利用料等について文書で確認しておくことが望ましい。
  3. 正しい。
  4. 誤り。民事上の措置の他、刑事上の処罰を受ける場合もある。刑事上の措置としては、10年以下の懲役と1,000万円以下の罰金のいずれか、又はその両方が科される。また、法人の場合には、3億円以下の罰金刑が科せられる。